路上日記
2001年2月17日(土)PM10:30〜18日(日)AM5:30 晴天
タイトル 初ライブ、初ハプニング!
初の路上ライブ。駐車場に車を置いて、熊本最大の繁華街のひとつ、上通りに行くと、なかなか場所が見つからずにさまよっていると、アーケードの天井についているライトがほどよい照明になっている場所を見つけた。いそいそ準備をし、とりあえず「雨と泪」を演奏した。やはり最初は声も出ず、音程もはずしまくり、正直しょっぱかった。しばらく演奏していると、四人連れの男女が「いつか」をリクエストしてくれた。彼等が初のお客さんだった。しかし最後の最後で峰さんの声が裏返ってしまい、立ち去っていった...。その後峰さんの友達がやって来た。その中の一人、児島さんは僕に女の子を紹介してくれとしつこく迫ってきた。同じ学部に女友達の少ない僕にとっては、少々コクな話だった。逆に紹介してもらいたい位だが....。しばらく演奏して上通りと並ぶ大きな繁華街、下通りに移動した。そこで悲劇(?)が起こった。あるおじさん(坊さん)とその弟分が僕等のギターを奪って演奏し始めたのである。彼等は1000円くれた上に居酒屋でご飯を食べさせてくれた。そして僕等はあだ名をつけられ、僕はサンダーバード、しかも2号と名付けられた。正直屈辱的であった。しかしおごってもらった身分なので反論できず、下クチビルのせいだと納得した。最後に彼等と一曲歌い、彼等は車に乗って帰っていった...と思いきや、弟分のあの子が車を降りてきて通りすがりの女の子を見るや否や、後を追いかけていった。あれはどうみてもナンパしに行ったとしか見えなかった。残されたおじさん(坊さん)は少し悲しい顔をして僕にケータイの番号を教えてくれたが、僕は教えなかった。今度こそ帰ったが検問にひっかからなかっただろうか?僕達も最後に「四時五分」を歌い、長い初ライブを終えた。(フヂモト)