路上日記
2001年2月25日(日)PM11:00〜26日(月)AM1:40 晴天
タイトル 冬
僕等は二回目のライブをやろうと、いつもの様に車を駐車場の寄せた。時刻は11時位、日曜日なので人は少ないとは思っていたが、あんなに少ないとは......。僕等は上通りでやる予定だったがあまりの人通りの少なさに嘆き、下通りでやる事にした。が、下通りでさえも人通りは少なく、僕等はいそいそと準備をした。一曲歌い終えたが、その時目の前を通り過ぎたのは数える程。しばらく細々と演奏してるとフヂぼん(相方のあだ名)の友達でお笑いコンビを組んでる人ととその相方が現れた。彼等から色々駄目押しをくらい、フヂぼんは少し落ち込んだ様子だったが、大丈夫だろうか?彼等が去った後、続けて歌ったが、淋しいものである。みんな横目でチラリである。まさに「冬」である。その後、僕等は人を求めて新市街の方へ歩いた。その途中、僕の友達のイトー君等に逢う。彼等は合コン帰りだと言う。うらやましい限りですね。僕等は彼等を前に歌い、最初の報酬、50円をもらった。僕は、「金じゃない、気持ちが大切なんだ」と、強く言い聞かせて、ありがたく50円を頂戴した。その後彼等も去り、淋しい時間が訪れた。次第に僕等も衰弱していき、二回目の路上ライブはサッドエンドで幕を閉じることになってしまった。教訓。人通りが少ない日に路上やると「冬」を実感できる。(峰 英樹)